ぱこといいます(仮)

特定的な情報(人物描写など)は意図的に情報が改変されています

マッチョ29はデビュー時のポテンシャルを使いきれなくてもったいなかった


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(まあ言うて全部結果論なんだけど、俺のお気持ちをまとめた話です)

 

 

 『ビバ!マッチョ』はけっこう話題になったし、その後のマッチョ29もわりと活動は注目されていたようだから一部の人気は保ってたんじゃないかなと思うんだけど、

 

個人的には最初の爆発力がわりとあったのに、そこからその推進力で続けられなかったのは本当にもったいなかったんじゃないかなあ(プロモーションの方向性が違ったんだろうけど)、とか思うんですよ。大好きだったので、この曲。

 

 

この歌の良かったのは、一般的にも、それと男性も女性も含めた性的な期待に応えているからだと思っていて、ここの核になってるのは

 

  • 男子中学生みたいな、ほどよいバカさ(その可愛げと心地よさ)
  • マッチョには頼りたい心
  • マッチョに守ってほしい心(性的な意味でも)
  • 筋肉を見たい気持ち(性的なもの含む。タンクトップとパンツ最高)
  • マッチョへの憧れ
  • 無骨がゆえのたどたどしさ、至らなさ、でもその懸命さ

 

くらいの、わりと日常的に人が肉感のある欲求(ストレート男性も含む。あるじゃん、男でも父性というか強烈な男性性に全部自分投げたい気持ち。アレ)が中心じゃないかなあ。全体的に下世話な欲求だと考えるんですわ。

 

 


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それでまあ、セカンドシングルがわりと…なんていうか、マッチョはマッチョでも、熱血学園プロモーション。すっごい『ろくでなし BLUES』っぽい。

 

なんか全部こういうノリに期待してる人達とは違うところにある感じがするセカンドシングル。

 

これが一番ウケるのって男子高校生~若い社会人男性くらいで、既に最初のコア層と比べると全然違うところにいってる。

 

まあ実際それを狙ってたのかもしれないけど、アホっぽいポップソングでファーストシングル売れたアイドルの次の曲を変にしっとりさせたせいで後発シングルも全滅させるみたいな、なんかお門違い感を覚える。

 

わりとこの曲の頃までは(たぶんファーストシングルの期待もあって)、注目度も動画の閲覧数もあったんだけど、次の『2929 SUMMER』でたぶん大分最初に興味持ってた人が離れたのではないだろーか。

 


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前回コアラ小嵐さんがセンターで、今回は高瀬レストレポさんがセンター。

 

セカンドシングルもそうなんだけど、最初のシングルで興味持った人って、イケメンをセンターに置くような考え方じゃないと思うんだよね。そもそもの、そも。

 

コアラ小嵐さんとか、高瀬レストレポさんとかはサブでいた方が、このグループを見る人の欲求にあってる気がする。野暮ったさの方がほしくない?

 

アーティストっぽいのも、やっぱりほとんどの人が求めてないと思ってて『2929 SUMMER』は本当やりすぎに感じる部分も多い。サムくなっちゃうように感じちゃってね…。この 2nd、3rd のサムさはかなりしんどくて、なんか…ほんとなんでこうしたんだろうっていうお気持ち。ほんと。

 

あともう演技。演技のパート誰が観てるの。

AKB のノリなんやろか。演技はもうマジで意味不明。絶対いらないと思う。なんで最初のドキュメンタリー的なわちゃわちゃした楽しさの裏側見せる演出を取り除くのか…。

 

もうすんごい期待から遠いシングルばっかりでて死にそうだった。あの頃の俺。

 

マッチョ29 のプロモーションって、オアシズ大久保さんみたいな性欲強い女性とゲイと性欲と萌え突き合わせた上で、ストレートの人の采配に任せたら、もっと最初の力を使えたんじゃないかなあって、ずっと思う。

 

最初のシングルは今でも聴くから、その後のこういうの観るとめっちゃ悔しい気持ちになる。

 

しかもね、実は 4th シングルではちょっと最初のノリに戻るんですよ。『華の東京 DISCO』はわりとノリが楽しい感じになる。

 


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まあでももうその後は結局…、上で書いたこたえてくれない感じと噛み合ってない感じが強くて。辛くなっちゃって。

 

この本来見たがってる層との差が致命的にでるのが、6th の『FuKKing BOZO』でね。

 


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これ大分かっこよくて、アーティストっぽさもスベってないしサムくないし、いいんですよ。演技もないし。ほどほどの男くささもあってね、良い。

 

でも全然もう伸びてない。

 

こういうのは、普通のアーティストでいいですからね。別にマッチョである必要もないし。

 

自分の生活で、たまに見かけるあのマッチョが、もし自分と関わったらおもろいなあ~くらいの気持ちの延長線上のものだと思うんですよね、マッチョ 29 のファーストシングルファンって。

 

マッチョにあったら気安くベタベタ触ってきたり、しなだれかかってきたり、「うぇーい」ってふざけて絡んだりとか、そういう人達向けじゃないんですかね…。

 

嫌な話ですけど、マッチョの人にちょっとだけ気安さも感じてるわけです。大体の人って。

 

だからマッスルグリルとか、ずっと男の人っぽい感じの部屋で格闘家の人が撮影しながらわちゃわちゃなんだかよくわからない話をしているのがホントに楽しく感じるんだと思うんですよ。

 


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そこをもっと出してほしかったほんともったいなかった。今からでもプロモーションその方向に舵きってくれないかなあ。休止中だけどさ。

 

というわけで今はマッスルグリルが大好きです。楽しい。

四六時中のトレーニング

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リングフィットアドベンチャーをなんとか続けてるのはいいんだけど、さすがにここ一年普段以上に出歩かなさすぎる生活のせいか、ちょっと体力が落ちた気がする。

 

スタミナ (For Your LIFE)

スタミナ(For Your Dream)

 

が足りない気がする。

 

 

わりと筋トレは効果も出てる形でできてるから、パワーは落ちてないと思うんだけど、体力は低下してる…気がする。

 

もういい歳だし困る…というか、むしろ体力が低下するほうが致命的だし健康にも悪いから、体力が落ちた気が強まってきたら、なんとかしたい気持ちが最近高まってきたのでした。

 

 リングフィットアドベンチャーのおかげで基礎的な運動を毎日やるのはできてるから、そこからちょっととりあえず毎朝マラソンしたりすればいいかなあと思ってたら、たまたまTVで消防士さんの生活の特集やってて、それがとても参考になった。

 

そのテレビの消防士さんは筋トレも大事にしてるんだけど、基礎的な体力も絶対的に必要になるから、なんか機会ができたら腕立て腹筋スクワット懸垂をしてて、なんかもう一日中体を動かしてる感じだった。

 

それがなんか俺の感覚的に良さそうに感じたから、真似してみようと思って、数日前から気がついたときに腕立てしたり、ニートゥチェストしたりスクワットしたりし始めるようになった。

 

もちろん普段のウェイトトレーニングやリングフィットもやるんだけどね。

 

効果はまだわからないんだけど、疲れがこれまでの倍になったから寝やすくなったのと、ほんのりした筋肉痛が前より強くなった。

 

あと性欲が減退した。減退って、俺の元々の回数が異常だったんだけど。

 

嗚呼。

 

結局下ネタ。

 

なんかそういうことしたくなる前に腕立てとかスクワットとかするから、どっちかっていうともう寝たくなるんだよね 笑

 

うーん、それにしても、この思いついたときにトレすることで体は何か変化あるのだろうか。睡眠時間は増えたけどさ。

 

正直トレーニング本の知識から考えると、大して効果はないんだよね。体力つけるのが目的だからいいんだ。

 

要経過観察だね。

 

 

 

がっつりレシピとそうじゃないやつ『笠原正弘のプレミアムおかず』

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この前作ったこの揚げ物だけど、三時間くらいかけて作って、味がボンヤリしてものすごいショックだった。

 

レンコンをすりおろして…なんだっけ、忘れちゃったんだけどマヨネーズ状にした卵黄とそのタネを併せて、一度火を通した後にワンタンで包んであげるのよ。

 

これ、どっかの料亭とかで作ってたっていうレシピで「あんまりうまくてよく父親(料理人)に作ってってせがんでました」みたいなこと書いてるから、あんまりなんも考えないでレシピ通りに作っちゃったんだよね。

 

失敗だった。食ったら「味ねえし、けっこう油っこいじゃん」ってのが第一感想。

 

結局ポン酢つけて食った。

 

 

 

でも、これ作ってる時に気が付いたことがあって、それに気づけたことが良くて、ぱこぱこ的には料理って三つくらいモードがあるようです。

 

それをなんとなく自分のルーチンでまわしてると楽しいんだなって考え至りました。

 

そのルーチンチンとは

  1. 料亭とか、お店で出すような本格レシピ(三時間とか五時間かかる)
  2. いわゆる家庭料理な、そこまで手を込んだものじゃない料理
  3. 手抜き。煮込んだり、なんか焼いたりするだけ

 

しばらくなんかモチベーションが低くて、2と3だけやってたらもっと料理作る気がなくなって、なんでだろ~って思ってたんですけど、このレンコンすりおろし包み揚げ作って気が付きました。

 

凝った料理は楽しい 笑

 

 

思えばね、仕事で追い込まれる前は、定期的に五時間六時間かけて1の料理作ったりしてたんよ。

 

超本格マーボードーフとか。

 

本格ビーフストロガノフとかさ。

 

今パコパコが興味持ってる、料亭のレシピってそんなに親切に書いてるのがないんだけど、このレシピ本がすごい読みやすいし作りやすくて、今後はこのレシピ本で作っていこうかなあって思ってます。

 

今はもう最高で三時間くらいだからまだいいしね。

 

六時間かけて晩飯作ってた時とか、さすがに俺休みの日に何やってんだろってなったもん 笑

 

ちなみにその時は焼き餃子を生地から作…ろうとして失敗したりしてました

(生地から作るのは失敗したから、その後普通に市販の餃子の皮を買いに行った)。

 

 

 

痛みを求める少年たち(『呪術廻戦』『チェーンソーマン』『鬼滅の刃』)

 

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

  

鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

Podcast 『明日もゲイ』の最新回でアソコさんが言っていたけれど、東日本大震災の影響なのかなんなのか、近頃のジャンプのビッグヒットコミックスはどれも過酷な上に無慈悲な部分のある話が多い。

 

鬼滅の刃が女性作家でまだ温かみがあるのに対して、『呪術廻戦』や『チェーンソーマン』は男性という部分もあるのか、さらに冷酷に無慈悲な視点が垣間見える気がする。

 

呪術廻戦』や『チェーンソーマン』の乾いた感じが強いだけでなく、さらにメタ的な視点(作者の「おもしろくなるように描いています、おもしろくなるならどのキャラが死のうが苦難に満ちようがなんでもいいかも」という意図が垣間見える)を感じさせるのが特徴的だと思う。

 

呪術廻戦』や『チェーンソーマン』は、この「漫画ですよ。どうとでもしますし、面白くなるように創ります」というドライな感じが個人的にはちょっと最初しんどくてあまり読み進めてなかった。

 

つくづく漫画というのは、空気感や雰囲気からまるごと伝えてくれるコンテンツだな、と思う。

 

ちなみに、このメタ的な「漫画は漫画ですよ」という視点も新しいもので、メジャーな作品で言うと『ぼくの地球を守って』の作家コメントから始まって、エヴァンゲリオン旧劇場版の「現実に帰れ」で広がった、わりと新しめの概念だと思う。

 

そろそろもう、その視点も浸透しきった…のかもしれない。

 

 この三作品、作画についても、デザインとしての切り口が鋭いのが共通していて、「絵が荒くて少し受け付けない」という人もいたけど、そういった画面を整えるよりも勢いと印象的にどう作画を置くか、という感じが面白いところだと思うので、あまりきれいにしていないというだけで読まないのももったいないように感じる意見ではある。

 

 また、どの作品もアニメにすると映える(映えそう)なのも共通しているんじゃないかと思う。

 

なんだろう、アニメにすると少し漫画でまるごと伝わってくる雰囲気が和らいで、キャラクターごとの立場が強まるのが良く作用しているからかもしれない。

 

あまりに展開が鋭く、早いからパコパコみたいな俗人にはアニメで雰囲気も和らげた上に行間(コマ間)の感覚を補填してくれるのが良いのかも。声優のキャスティングの仕方も鬼滅、呪術廻戦は似ていて、バリエーションある役をこれまでこなしてきた人が多い。きっと、一面的な形でない声質を求めてたりしてるのかもね。

 

 

 作家の朝井リョウさん、歌人の加藤千絵さんがラジオで、「作品を描く時に 3.11 以前にするのか、以後にするのかで悩むときがある」という話をしていたことがあって、それほど日本人の意識に色濃いものなんだな、というのが実感させられる最近のジャンプブームではある。

 

このブーム、正直そこまでついていけてない。男性的なお二人の作品に関してはアニメじゃないとついていけない(辛くなる)。

 

つまり「これは漫画です」というメッセージがまず根底にある上でエンタテイメントとして面白くなるように工夫を凝らして作って、その中で人が生きて死に、戦う物語を読んでいく。そこに救いはなく、ただ人が死に、生きる人はある日急にその生命が終わるまで生きる。

 

純粋なエンタテイメントとして、研ぎ澄まされたものを感じる。

 

そんで『呪術廻戦』と『チェーンソーマン』にも違いがあって、『チェーンソーマン』は視点が低くて、まず生き残ることとその中で唯一の性的な悦びが基本的な支えの構造になっているのもすごい。戦争映画みたいな乾いたバイオレンスの物語だ。

 

呪術廻戦』はもうメインキャラクター二人の終わりは決まっていて、あと二年でどう畳むかということらしいけど(これを事前に普通に宣言するのもおもしろいね)、二作品ともどう終わるかがとても気になる。そして、どう受け止められるかも。

 

新時代になったな、と改めて感じるムーブメントのひとつだと思う。

 

自分を出すのか、『CD Journal (ジャーナル)2021年 春号』

 

『CD Journal (ジャーナル)2021年 春号』を買いました。『そういうゲイならもう一度逢いたい!』の竜さんすぐるさんのプロデュースパンダ記事があるから読みたかったの。

 

そうゲイさんの記事は YouTube のお二人のやりとりの絶妙な楽しさが文章に現れていてとても楽しかった。いやあすごいね。お二人の更なるご活躍を願う。

 

他にも podcast 『over the sun』、

podcasts.apple.com

の鼎談がありましてね。

 

ジェーンスーさん、堀井さん、能町さんの御三方。

 

そこに載ってる話で堀井さんが「自分を殺して黙っている」っていうのがあって、それを読んで最近考えてることが少しまとまってきた気がした。

 

ブログにしても何でもまあそうなんですけど(話変わるけどポッドキャストいい加減やってみたいわ)、自分について書いてる時、いい年とった自分としては「こんなどうでもいいこと書いてもなあ」とか「あんまり自分の意見とか考えや生活を書きすぎると、何か言われそうだなあ」とか脳内でツッコミが常に入っているんです。

 

それでまあこの歳で書くことじゃないかなあ、とか、自分出し過ぎなのに別に面白くもないかなあ、とか思ったのを削除してたんですけど、もうちょい自分の色を出してもええんかな、と最近考え始めましたわ。

 

わりと好き放題言ったり書いたりしてても、人って面白がってくれるもんなんやな、というのはここ最近のYouTubeとかポッドキャストの感じで学んだことの一つな気がします。

 

これの前の、仕事で「なんかこのクライアントさん困るわあ」って話は、そういう意味もあって書いてみたのです。

 

今後はもう少し自分のエゴ的なの出せるといいね、俺のブログもね。

 

 

 

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(ネタバレあり)

ネタバレありの感想です

 

未見の方はみてから読むことをおすすめします。

 

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エヴァンゲリオンの実際のネタバレ考察については、極めてよく感情的にまとまった(文章としては散文的なのが逆にリアルで良い)以下のネタバレ感想が納得して読めた。

 

lacondizioneoperaia.hateblo.jp

nuryouguda.hatenablog.com

空白の期間についてはこれがわかりやすかった↓

 

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 終わらせるつもりで作られた終わらせる映画だったので、もう皆さんほんとおっしゃる通りという感じでほとんどわざわざパコパコ側から発信することなんであるんだろうかと思うくらい、もうすべての畑が耕されてしまっている感じがある 笑

 

以下、もう自分の中の回答として書く箇条書き

 

  • 庵野さんすごいねえ。『シンゴジラ』『風立ちぬ(声優)』あたりの新しく庵野さんを支えるまわりの人達のあたたかさとつながりがここまで人を強くするのかと感動した。
  • 特撮、本当に好きなんだね
  • EVA 、もう本当に作りつくしたコンテンツだったのに関係者の人達ごめんね。
    ありがとうって気持ち。二次創作って言われてるの、わかるけど、あの壮大な作りはただただ誠意と努力だと思う。
  • 作画とアクションは確かに新しさがない…けど、これもやっぱり誠意と努力。ごめんねありがとう。正直Qのブンダーでシンジ目覚めた所から、新しさも迫力も薄い感じ、変わらない。庵野さんキレキレは明らかにあそこまで。
  • でも脚本がこれだけまとめて終わらせる方向にもっていけるのだから、文句なんてひとつもない。Qのところから、ここまで持ち直すって驚異だと思う。
  • なにもかも安野モヨコ真希波・マリ・イラストリアスさんのおかげ。ほんとに全部そうなってて、こわい。これにバチギレするオタが多いのは、もうほんとそう。

    でも元々庵野さん高身長スレンダーイケメンヒゲテレクラセックスマンだから、正直オタでも居場所が違うのよ。時代の寵児ってくらいの溢れる才能(と偏執的狂気)もあるしさ…。

    エヴァが好きな人たちのことも、元々別に好きじゃなくて、新劇場版は新しい人達(エヴァオタじゃないエンタメがみたい新しい観客)に向けてできたものだから、こじらせオタは視界にないのはまあわかってたね。
  • 上田監督の映画部で今、まさに過去のテレビシリーズと旧映画みた人の感想みててつくづく思うけど、あんな真っ赤になるほど熱した鉄みたいな情念の爆発って、ほんとすごかったね。あれを今も求める人がいるのはわかる(けど無理じゃない?もう 笑)

    声優さんに何回も何回も何回も何回も、何回もダメだししたり、二日絶叫シーンとってしかも全カット(破のアスカね)とか、コンテの調整がうまくいかなくてみんなの前で絶叫したり、泣いてロッカー蹴って壊したりとか、庵野さんもそんな生き方、もう無理なんでしょ。そんな人、長生きできないものw
  • Q は当時はわりと「アリなのかな…好きじゃないけど」と映画館で観た後思ったけど、あれはやっぱり無いわーって思う。

    特に旧シリーズ追ってた人からすると、設定の難解さとストーリーの強引すぎる展開が受け付けられない気がする。アクションもねえ。映えないし。新キャラも、まあ。うん。ギャルの子以外みんな顔覚えてる?ってなる。

    新劇場版だけしか見てないって人も今は多いはずだから、あれをあんな突き放し方するのはねえ。
  • ケンケンショックは、理解はできるんだけど、まあこれももう終わらせるアニメだから…という消極的な形で納得した。でも、相田ケンスケはいいやつだったからなあ。もっとケンケンは生かせる気がした。テレビシリーズの伏線がものすごい生きてたのに。

    トウジと委員長は印象薄かった。それもまあ否めない。
  • でも、いわゆる第3村、綾波(仮)パートは皆が言うほど安っぽくは感じなかった。それよりミサトさんと加地さんの子供ってなあ。それ、最後の最後でやっちゃうんだあって思ったくらい。

    南極突入~アスカシト覚醒は確かに、みんなが言う通り。「みたわあ、前に。どっかで。」ってなる感じが強かった。
  • カジさんをデスノートで言うジョバンニポジションにおいて、エヴァンゲリオンでの、唯一無二の人間味を潰したかわりにケンケンをカジさんポジションに置いてたね。良いけどさ。もったいない。
  • この映画、今のアニオタの人がどう感じるのかが気になった。たまたま俺の隣に自分と同じリアルタイム古参オタがいて、その人たちが上演終わった直後に「終わった。これで死ねる」みたいなこと言ったけど、気持ちはわかる。終わり。お葬式。ほんとそれ。

    最後の精神世界描写(旧映画描写の二次創作的パート)あたりから、完全にもう庵野さんの今の世界を表しつつこの世界を閉じる描写にシフトしていって、庵野さんの精神世界的個人史映画としても終わらせてくれたのは、もうあれも感謝と誠意なんだろうねえ。
  • 「パルスのファルシのルシがパージでコクーンみたいな映画。つまらん」みたいなレビューがあったけど、それがはじまったのは Q からで、しかも極めて表面的な感想。

    でも新劇場版ってこういう感じのライトなオタでも何でもない人が見る気持ちになるアニメ映画シリーズとして成功したのは、すごいよね。

    いいんだよ、表面的で。ごめんね。
    むしろ考察とかいいのよ、もう。
  • できればでも Q をなかったことにするくらい、本筋エンタテイメントに戻してほしかったけど、本当にもう疲れたんだと思う、みんな。
  • リツコがゲンドウを銃でガンガン撃ちまくったの、声出そうになるくらいのカタルシスだった。リツコとしてはさあ、親子二代にわたってさあ。ほんとにさあ。男としてゲンドウはほんとふざけたやつだったよ(リツコ視点)、っていう所からのカタルシス。超気持ちよかった。何発も撃ったのが良い。絶対ロコスな気持ちが伝わってきた。
  • CG作画は悪魔の契約だったのかもね。破まではすごい上手くいってたのに、どんどん制作の大きな足枷になって、CGありきのCGに振り回されるアニメと化してしまった。もしかして、そこまでCGでやらないと現場がもたなかったのかな。


以上。後日加筆修正するかも。