ぱこといいます(仮)

特定的な情報(人物描写など)は意図的に情報が改変されています

DISCO ELYSIUM ってなぁに。ディスコエリジウムをプレイします。

Disco Elysium。ようやく Switch で発売されました。

 

ある事件の捜査に来た刑事が、二十八の人格に分かれた精神状態で、その上記憶喪失になって、起き上がるところから始まる、この TRPG 風ミステリー。武藤陽生 (Yosei Muto) さんが翻訳監修です。

 

 

難解ながら唯一無二のゲーム性で世界の賞を数々もぎ取ってきたこのミュージシャンの人が発起人となったゲームは本当にプレイしたくて…!!翻訳がでてホントに嬉しかった。ありがとう。ありがとうスパイクチュンソフト

 

このゲームで遊んでること書いてると「このゲーム何?変わってるね」と、普段ゲームをプレイしない人からも質問されるので、ちょっと紹介してみようかと思います。

 

 

油絵風の絵がかっこいいですよね。

 

ミュージシャン、小説家とアーティストが所属しているプロダクションがゲームを作るという中々変わった経緯のこのゲーム(ちょっと UNDERTALE ぽいね)、前述のとおり、ある日泥酔した刑事が起きると人格が 24 に増えていて、一時的とはいえ深刻な記憶喪失と二日酔いになっているところから話は始まります。

 

そこからは 24 人の人格(大脳辺縁系「リンボ」とかも含めるとじつはもうちょっといる)のどれを主人格にするかで、ある事件の捜査が軸にはなるものの、物語が大きく変わります。

 

このゲームは基本的にすべてが対話とその返答で物語が変わっていくので、相手の態度や行動も、この人格と選択肢で変化して展開もどんどん分岐してその物語世界を楽しむゲームです。

 

「このゲームは文学作品であり、アートだ」と評されることもありますけど、ゲームとしてもしっかりしているので刑事捜査を進めるだけでも楽しいです。

 

文章が大量で、分岐も精神世界から政治世界、暴力や快楽も入り乱れて世界がどんどん変化していくため、そういうのが好きかどうかが、このゲーム買うか買わないかの境目かもしれない(俺はもう最高に大好き)。

 

舞台は「レヴァショール特別行政地域ジャムロック区マルティネーズ」という、ざっくりいえば、とある島の北端にある通称「レバショール(西)」のホテルが拠点となります。周辺はもう、政治的にも経済的にも不安定で治安の悪い地域です…。

 

経済格差が激しい舞台となる、ここレバショール(西)は麻薬と暴力が横行している中で人々はなんとか暮らしています。

 

翻ってゲームの舞台にはならないと思うんですけど、川を隔てたレバショール(東)はものすごく栄えていて、経済的にも社会としてもだいぶ安定しているそうです。

 

精神、思想的に完全にオープンワールドな自由なゲーム世界で、油絵的な心惹かれる絵画的な世界の下、どう生きていくか、どう人と触れ合っていくのか、そういうことをスーパークールな相棒と模索していくゲームです。

 

そうそう、なんかこのゲームビジュアルがすごいイカしてて、抒情的な油絵で描かれていたりと多彩なんですよね。主人公の人格構成図とかも、かっこいい。

 

主人公は主人格だけじゃなくて、その信条と嗜好もプレイでどんどん作り上げていくんですけど、その「思考」っていうパラメーターの描き方も不気味でかっこいいです。

 

プレイしてるとあっという間に時間が過ぎるんですけど、思うところがあればプレイ記録は今後自分の思いと共に綴っていこうと思っています。良かったら今後も読んでね。