本屋でたまたまみかけて、家のことを考えるのにとても良いなと思って買っていました。家事のシェア。この本の中の対談でもでていますけど、やっぱりどうしても喧嘩の種になりやすいですね。
それぞれのご夫婦が他の人間とどう向き合って、どう現実の「生活」というものを作っていくか、そういったものが垣間見える取材と夫婦の対談で作られている本です。今の時代にまさにふさわしいかもしれません。
中でも、このブログの読者の方におすすめなのはやっぱり岸政彦先生とパートナーの斎藤直子さんの対談でしょうか。
岸先生は最初この企画のオファーは断ろうかと考えていたそうです。
理由としては、この本の企画のほとんどが一般で呼ばれる「夫婦」という形のもので、シングルマザーやLGBTQ+などはカテゴリに入っていない形で基本作られる本だからです。
特にシングルマザーの人に対して、こういった「きちんとした生活の良さ」みたいなのをある種見せつけるような理想像として現すのはおかしな話というものですしね(岸先生の受け売り)。
そうそう、あと、この本で最初の方にアンケートとその結果がでているんですけど、料理に関しては女性側の比重が大きいというのもおもしろかったです。
料理ねえ。大変だもん。
パコパコは料理をよく言ってもらえることがここ最近増えて喜んでいますけど、料理の作り手としては決してあんまり上手とはいえないです。献立も、本当に毎日悩んでます。
料理上手な人はとにかく食材もじょうずに献立にとりいれてるし、無理してる感じも食材余らせている感じもないし、作られてる分量もほんと適切です。
パコパコが本格的に料理するようになってもう短く言って三年くらいですけど、いやはや…こんなにうまくいかないのかって、料理本を毎日毎日読んでは首をかしげています。
なので、これは確かに「手伝おう」という意識だけではなかなか触れない分野な気はします。
またこういう本が出るとしたら、国際的な夫婦とか LGBTQ+とかも本当に入るといいですね。また読みたいです。